女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

今わたしが住んでいるところ

私は現在、都内に住んでいます。
友人の家の一部屋を借りています。
友人と友人のお母さんが家の主で、一緒に住んでいます。あ、猫3匹も。
キッチンやトイレなど共用なので、ちょっとだけ気を遣います。

ターミナル駅から数駅行ったところですが、そのターミナル駅からも歩いて25分くらいのところなので、よく歩いて帰ります。

商店街もあるし、駅からすぐ側の、すごく便利な立地です。

ここは普通に借りたら結構家賃は高いと思うのですが、そこは友人価格、かなりまけてもらってます。

昔は宿場町として栄えていたところなので、商店街にも古い建物をよく見かけます。
そういう我が家(友人の家だけど)もとっても古いです。
5軒連なる長屋で、その一番端っこ。もともとはもう1軒隣にあったそうなのですが、そこだけ解体して一戸建てになったそうです。

友人のお父様&お祖父様(二人とも故人)が職人さんで、その長屋はいろんな職人さんが住んでいたようでした。

お父様の介護のためにリフォームをした際、私も手伝いました。特に片付け。
高齢者にありがちな、物をとっておく癖はここでもありました!
古い新聞雑誌、お祖父様の仕立てた服(高そう)、食器やらなんやら、お宝がザクザク♥️

これ売れるんじゃね?というのがたくさんあったのに、とにかく急いでいた友人は、全部処分してしまいました…。

解体中に普段見られない壁の中を見たところ、なんかものすごく古い…昭和というか戦時中みたいな雰囲気。
そういえばお風呂もなかったし(銭湯利用)、床下に埋められた井戸もあり、なんか歴史を感じましたわ。

友人が登記を確認したところ、なんと、明治に建てられたものだとわかりました!
これには友人もびっくり( ゚Д゚)

何回か増築やリフォームを繰り返し今に至るそうです。

リフォーム時にお風呂を作り、耐震補強して断熱材も入れて今は普通の小さい長屋のおうちです。

お隣さんは建具屋だったようですが、今は人が住んでおらず、アンティークショップになっています。
隣は全く手を加えていないので、ものすごいレトロな雰囲気で、アンティークショップにして正解ですね。

ここに越してきて3年になりますが、とうとう自分の城を構えることとなり、お別れするのがちょっと寂しい気分です。
まあ出来上がるまであと1年かかるので、それまでここの生活を楽しみたいと思います♪