女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

クロと不思議ちゃん

3年前の猫の譲渡会でのこと。

日本橋のビルで開催された譲渡会は、時間前に行ったのにすでに満員状態でした😲
人も猫ちゃんも大量です!

飼うのは2匹、できればきょうだい子猫でと考えていましたが、いいなと思った子たちはすでに予約済み。
友人と会場をぐるぐるまわりながら、たくさんのかわいい猫ちゃんたちを見て悩みました。


その中で私は、1匹の茶白の子猫が気になりました。
怯えてケージの一番奥にうずくまったままなのです。
係の方は、この様子だとケージから出すのは無理ですねーとのこと。
他の子達はケージから出して抱っこできるのがほとんど。だいたいは1つのケージにきょうだいか複数の猫ちゃんで入っています。

でも、茶白の子は1匹で、あまりにも怯えていて手を出せないと思われたのか、譲渡希望も入ってなかったし、ケージの前には誰もいませんでした。
しかしこのビビり猫、顔見たらものすごいかわいいじゃないですか!私好みのきれいなお顔をしております。
うへえー、かわいい。と心の中で呟きました。

そして、怯えた目が私の心を揺さぶるというか、同情心を誘ったわけではないけれど、この子の「恐怖から逃れたい」という表情にやられてしまったんです。


茶白の子が圧倒的に気になりながらも、とりあえず会場をまわります。
人気のある子はもう人だかりで見るのも順番待ちです。

ある兄弟子猫の順番待ちをして、やっとまわってきたと思ったら、片割れの茶トラの予約が入ってしまいました…。
トライアルの予約は基本的に先着順でした。(この当時はです。今はわかりません)

この茶トラかわいいもんな…惜しかったな…
と去ろうとすると、一緒に来ていた友人(うちの大家さんでもあり、共同の飼い主にもなる)が、残された兄弟の黒猫が気になると言います。

ほう、ではどんな子か見てみましょうか(*´∀`*)
係りの方に、この小さい黒い塊ちゃん(とは言ってない)を抱っこしてみたい!と声をかけます。

黒い子猫は、手足バタバタさせながらも、友人にも私にも問題なく抱っこさせてくれました。穏やかで素直ないい子ですよと聞き、お、いいね♪となりました。

友人はこの時点でこの子にすると決めていたようです。


結局、きょうだいで引き取れる子猫ちゃんがいなくなってしまい、どうしようかとなった時点でもう決まりのようなものでした。

私は「あの茶白の子が気になる。ていうかあの子がいい…」と口走っていました。
言葉に出して自分の気持ちがはっきりと判明したら、すぐ申し込まなきゃ!となんだか少女の恋愛のように焦って行動していました。

ケージの外からぶるぶると震える姿を見ただけですが、私は「この子を絶対に幸せにする」と心の中で誓いました。


友人が決めていたという黒猫も予約し、手続きを済ませ、7月の終わりにトライアルを開始することになったのでした。

会場には多くの猫ちゃんがいて、そのうちの2匹しか引き取れないことに申し訳ない気持ちもあったけれど、この2匹に決めたからには責任をもって飼うのだと自分を納得させたのでした。


そして、7月末、おうちに2匹の子猫を預りボランティアさんが連れてきました。なんとキャリーバッグの中に2匹一緒に入っています😲
譲渡会の次の日から二人を一緒にしていたそうですが、問題ないとのこと。

相性が心配でしたが、ひと安心です。

それからトライアルも無事終了し、大きなケガや病気もなく我が家の家族になりました。


クロは賢くおっとり甘えん坊、茶白の不思議ちゃんは行動が面白いツンデレくんになりました。私には乙女のように甘えるようになり、ラブラブの時間を過ごしています♥️

猫グッズも順調に増え、家計を圧迫していますが😿、これは必要経費ですね。

私の無駄にいいもの(ねこに関しては無駄ではない)を欲しがる癖はここでも発揮され、フードは安全で栄養のあるものにしています。

ちなみに、ねこ関係でかかる費用は、保険以外は私が出しています。
おもちゃやえさ代、病院代、トイレの砂などもろもろ。3匹いるといいお値段ですわよ😆

譲渡会には私から行こうと言い出したことだから。保護団体を調べて行く日を決めたのも私。


こうして猫の保護団体から譲渡会を通じ、2匹を引き取ったわけですが、もちろん無料ではありません。
ワクチンや餌代など、保護してから数ヶ月分の経費として費用を支払っています。譲渡時、一匹につき約2万円ほどとなりました。

それから、きちんと飼育しているかどうかの確認として、ニャンずの写真を1ヶ月後、3ヶ月後、半年後にボランティアさんにメールで送ります。

譲渡に条件を設けられたり、報告が必要なことを嫌がる人もいますが、ボランティアさんが猫ちゃんの幸せのためにやっていることです。
逆に、ここまでしてくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいですよ。

私は東京で活動されている「ゆめネコ譲渡会」という保護団体さんにお世話になりました。


譲渡会で撮った写真はこれ。

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虚空を見つめるビビリ猫


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後ろの茶トラは決まってしまいました


世の中にこんなかわいい生き物が存在するなんて素晴らしいですね!
この子たちの存在が私の日々の活力となっています♪