女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

田んぼやってます

なんちゃって自給自足への第一歩、主食の米作りをしています。

20代の頃からでしょうか、あまり国や他人に頼らない生活をしてみたいと思うようになりました。

自主独立の精神をもっている人が好きで、自分もそうなろうと思ったからかな。

自給自足といっても仙人みたいな生活は無理だし、とりあえずできることをやってみよう!と思い、食べるものから始めようと菜園を貸してくれるところを探し始めました。
それが今から15年以上前の話です。

でも、私は今の家に越してくる前からずっと都内に住んでおり、近場で畑をやるなんて無理でした。
区で貸し農園もやっていたけれど、数百倍の倍率でとてもじゃないけど受からない(ToT)

そこで、近県に対象を広げてみたところ、とても興味深いグループを発見しました。
これが10年前。

食の自給をテーマに活動しているグループで、米作りを中心に教えてもらえるとこのと。

会費はかかるし、ちょっと遠いけど、代表の方が私と1歳しか違わないことが後押しとなり、とりあえず話を聞いてみることにしました。

グループの集まりに行ってみると、かなりお歳を召した方ばかりいらっしゃる…
私が最年少、ひよこちゃんみたいな存在でした。

前年に始まったばかりで、メンバーはまだ10人もいない。
ちょっと緊張したけれど、入会することにしました。

ここから私の田んぼ生活が始まりました。
今ではライフワークみたいなものです。

10年の間にグループの拠点がいくつもでき、人数は10倍以上に!若い人もたくさん^^

初年度メンバーで今も活動している人は残念ながらなく、私が最古参メンバーのひとりとなりました。

ひよこちゃんだった私は、今では教える立場に。

ここで学んだことは、自給自足といっても人は一人で生きられないということ。
米作りを通じて、共同作業や助け合いがとても大事なんだと身をもって知りました。

グループに参加してくる人は似たような価値観の方が多いですね、やっぱり。
面白い人が多く、普段の仕事では出会わないような人との繋がりができました。

新しい家ができたら、田んぼの近くになるので、さらに農的生活が期待できそうです。