女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

依頼する建築士を決めた

建築士のT氏と事務所にて打ち合わせをした。

要望を事前に伝えていたので、できることできないこと、そしてお金の問題について話し合った。

ワークショップを利用すれば2000万円でできるとのこと!分離発注万歳!

ところが、どうやら安さの理由は分離発注だけじゃないらしい。
儲けを追求しない大工さんを利用しているとのこと。普通の家の工事でないところで稼いでいるらしいので、格安で請け負ってくれているそうなのだ。

この大工さんじゃなかったらとてもこの値段じゃだめだって。
…だよね。ありがとう、大工さん、近隣でよかったわ。

そんなこんなで打ち合わせは終了し、浮わついた気分になったのでした。

ところで、これからこのT氏と一緒にずっとやっていくことになったわけだが、問題なくやっていけるかと考えてみた。

これまでのやりとりから倒産の可能性や人を騙すことはないだろう。また、木組み土壁の家を得意としていて私の志向と一致している。
あとは相性というのもあるが、これはなんとも言えない。
多くを語らず、必要なことをバシッと伝えるスタイル。

前に会った建築士の方は女性で、こちらの言いたいことを汲み取ってソフトな口調で話してくれる、コミュニケーションが優れている方だった。

T氏は男性、いろいろ話し合いたいと思うようなタイプではないけど、相談したら的確な答えが返ってくる。すごく頭がキレる人だと瞬時にわかった。

私はいろんな人(主に問題ある人)を相手にしている仕事をしているので、たいていの人とうまくやっていく自信はある。相性は最悪じゃなければいい。つーかこの人はいいほうだよ。

というわけで、数週間後に案を出してもらうことになりました。