分離発注と職人の仲間たち、それから土地の埋蔵物(!)
このブログは家を建てる記録として始めたものですが、自分のことを知ってもらったり、いろんな方の記事を読むのも楽しいですね!
だからどんどん書きたいのですが、建築計画が遅れています。
なぜでしょうか!?
それは、設計が進んでいないからなのです( ´゚д゚`)アチャー
間取りも決まって図面を作成してもらっているところなのですが、建築士のT氏が別の案件に忙殺され、こちらになかなかフルに関われないとのことで。
しかし、当初急いでいないとは言ったけれど、私のほうで急ぐ事情ができてしまった。
それを伝えると、珍しく「申し訳ありません」という返事が返ってきました。
仕方ない。
急かして不完全なものができても嫌だしね。
自分の事情はどうにかこうにかすることにしました。
このあたりはまた別に書くことにします。
さて、建築事務所に依頼するときには何も考えていなかった施工業者ですが、たまたまここのやり方が分離発注という方式でやるということで、いろいろできそうだなあ、と思ったのです。
でも、自分で選べるというのはいいけれど、いろいろありすぎて難しいですよね。
結局はおすすめされるがままの業者になるんではないかと思っています。
それでもマージンがないので、安くあげられるところがGood Pointですね。(ただし、見積りや契約など、自分でやらなければいけませんよ)
大工さんは伝統構法ができるところ、そしてT氏との関係で安く請け負ってくれる工務店があるので、ここは決まりです。
T氏の腕を信じて私は契約したので、大工さんを選定する目は確かだと思っています。実績もあるしね。
あとは電気工事。
土壁の電気工事は大変なんです❗(数ヶ月前に知ったばかり🤣)
壁に穴を簡単に空けるわけにはいきませんからね。ここに線を通すと決めたらあれしてこれしてこうして…(詳細はよくわからない)
監理側と工事側のコミュニケーションが最も要求されるとのこと。
失敗しても後からは変えられないよ!
だから経験と相性は重要なようです。
そのほか大きいところは、基礎と屋根でしょうか。
これも君のお抱えのところにしてくれよ、ですね。
ところで、わたしが緑の多いところに移住したいことは、田んぼの仲間にも言っていました。
具体的に動き始めたとき、田んぼ仲間の一人が「自分も土地探ししてるから不動産屋さん一緒に行こう」と誘ってくれました。
不動産屋は悪どいから気を付けたほうがいい(不動産屋さんごめんなさい)、女の人ひとりだと甘く見られやすいからね(悔しいけどそれも事実)、ということで、ガードマン的な感じでしょうか?
行く先々で「どういうご関係ですか?」と聞かれるので、その友人が冗談で「愛人関係です」と答えると、相手はドン引きでしたね(笑)
もちろんちゃんと田んぼ仲間です、と訂正しましたよ。つーかそれセクハラじゃないすか?
買った土地も一緒に見に行ってくれましたが、安さが第一信条の彼は、高いよー(*_*) だって。
この広さで今の半額だったら、下に産廃が埋まってるんじゃないですかね?
実際は産廃ではなく、人が埋まっている可能性があります。
はい、事件ではなく、文化財のほうです。ここはそういう地域なのです。
【参考】
www.freedom.co.jp
不動産屋さんはネガティブ要素を片っ端から教えてくれたので、納得して購入しましたよ。
市街化調整区域だし、○○法の何条が適用されていたり、△△の調査区域だったり。
とにかくたくさんあって、役所へ書類出すの大変だなーと思いました。
まあ別の友人にも問題ないか見てもらってから契約しましたけどね😅
不動産屋さんも誠実で、とても好感がもてる方たちでした^^
土地購入ではあまり意見の合わなかった田んぼ仲間ですが、実はこの方、設備屋の社長さんなんです。専門はガス。
この人をKさんと呼ぶことにしましょう。
Kさんは仕事柄、ガスに関連の深い水道などの工事を丁寧にやってくれる業者をよく知っています。
なので、ここぞとばかりにユニットバス・トイレ・プロパンガス・給湯・ガスコンロ・水道・排水・浄化槽の設置工事をお願いすることにしました。
ユニットバスとトイレはKさんの会社で工事してくれることになり、プロパンガスは安い業者を探してくれました。
業界あるあるなんだそうですが、給湯器本体とガス工事代金をガス料金に上乗せしてして分割で払うことができます。
これは助かりますね。だって、ガス使用量が少なければ長い期間にわたって分割で払えるんだから。(一応10年とか15年とか期限があったかな?)
太陽熱温水器も導入するのですが、その工事代も上乗せにできそうです。
ガス料金の設定は金利分も含めての計算なのかもしれないけれど、太陽熱温水器入れたら、私ほんとガス使わないよ?ってくらいになりそう^^;
地域のほかのプロパン会社ではこんなに安くなかったです。
水道は井戸なので、井戸ポンプから先の工事と、排水と浄化槽一式をやってくれる業者を紹介してもらいました。
家の中はいいとして、庭が広いので、蛇口を設置するところまで引っ張ると長い!
配管の経路をどうするか、浄化槽をどこに置くかなど、業者との打ち合わせにはKさんが同席してくれました。というか主導してくれました。
私は何の知識もないので、これは大変有り難かった!
少しでも高かったり、技術的に変なところがありそうなら指摘してくれます。
業者さんは、施主の友人の設備会社の社長から仕事を紹介してもらい、成果物もKさんのチェックが入るのがわかっているので、打ち合わせではきちんと対応してくれています。
基本的にみんないい人たちです。
監理側のT氏からは、Kさんが一括で引き受けるのでなく、それぞれの業者と施主が見積もり・契約を交わすようにしてくださいと言われています。
(しかしまだ図面ができていないので、業者と設計側の打ち合わせどころか見積もりもやっていません)
はい、おっしゃっていることはよくわかるのでそのようにします。
が、全体をとりしきっているのはKさんです。さすがに悪いので「少しでもKさんにお金が落ちるようにしてくださいね」というと、それぞれの業者から分け前をもらうことはできるとのこと。ただその分見積もりを高くするようなこともしていないようなので、業者の取り分が極端に少なくならないよう、適正価格でやってほしいとお願いしました。(今はまだ、内々での金額確認段階です)
でもたぶん、お金がほしくてやっているんじゃなさそうです。
「まあ大丈夫だよ、こういうの首突っ込むの面白いし☆」だそうです。
確かに、仕事の関わりや個人の物件の参考にするのもあるのでしょうが、いろんな現場の施工例を見てまわっているみたいです。
分離発注の難関の設備関連がこのように進んでくれると本当に助かります。
持つべきものは友ですね!
あ、あと、塗装業の友人も田んぼ仲間にいるんです。
これの何が重要かというと、外壁の板張りに木材の保護材(ウッドロングエコ)を自分たちで塗らなければいけないのです。
建築事務所との契約で、そのようにしたのです。
費用を抑えるには、中間業者を抜くか自分たちでやる! これ、鉄則ですね。
塗り系は素人でも比較的やりやすいですし。
あと、建物内部の木の部分全体に柿渋と、フローリングには柿渋に加えて蜜蝋も塗る予定です。
これも自分たちでやる。
外壁と内部を合わせると、塗装はかなりの範囲になりそうです。
そこで、プロ(田んぼ仲間)にお願いしつつ、教えを請いながら、土壁と同じようにワークショップ形式でみんなでやろうかな、なんて思っています。
友人や田んぼ仲間は「やりたい~!」って言うでしょうね(笑)
私だったら絶対行きますもん。
土壁にいたっては、いつやるの?と早々と聞いてくる人もいます。
いやまだ図面が…(T_T)
しかしたまたま分離発注だったのが、こんなふうにいろんな人を巻き込んでいくことになるとは思っていませんでした。
すごくいい経験をさせてもらっているなあと思います。
工事が始まるのが待ちきれないですね。
だから、早く設計進めてね、Tさん!(^_-)