女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

薪ストーブ導入計画

先に書いたとおり、これから建てる家では薪ストーブを導入する!と決めました。

新築の家につけるのだから、徹底的に使いやすい仕様にしたいと思いました。

幸い、調べる時間だけはありました。
家を建てるためにお金を貯めたこと10年…
その間に考えましたとも。


番役に立ったのは、このブログでした。
春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)


初心者(だけではないけれど)のためにお勧め機種の紹介、煙突や薪の乾燥の重要性を説いたり、炉台炉壁の作り方、メンテナンスのやり方などをかなり詳しく解説してくれています。

このブログの執筆者のかわはらさんは、かわはら薪ストーブ本舗という、千葉県にある薪ストーブ店のオーナー&設置施工業者です。
設置だけでなく、メンテナンスやコンサルなどで全国を飛び回っているプロ中のプロです。

ラッキーなことに、私が新居を予定している場所はかわはらさんのお店に比較的近く、迷うことなく購入と設置工事を依頼しました。

工務店やHMで家を建てている方も、薪ストーブは施主支給、工事も別というのが多いかもしれません。
私の場合は建築事務所が決まる前からここに依頼することを決めていました👍


かわはらさんには間取り決定の段階で問題がないかどうかも見てもらっています。

薪ストーブ本体は、イギリスのハンターストーブ社のAspect 5を導入することに決めました。
パークレイ ASPECT5(アスペクト5)|煙の少ない薪ストーブ

小さい家にぴったりの性能と大きさということと、デザインが気に入ったので♥️

もちろん煙突はお勧めの国産メーカーの二重煙突を採用し、チムニー+角トップで仕上げます。
角トップは煙突剥き出しより外観が洗練されていて好きです✨


薪ストーブを置くのは土間なので、きちんと耐熱防火の処理をするだけで、炉台という炉台は作りません。

土間には瓦のタイルを敷きます。
コンクリートでもいいやと思っていたのですが、炉壁のタイルを探していたときに↓こちらを見つけ、一目惚れしてしまったんですよね。
www.kamedani.com

炉壁には同じ石州瓦の小さめタイルを使います。
キッチンにも光沢のある別サイズのを使いたい!

この瓦のタイル、ちょっとお値段は張りますが、私が新しい家で一番実現したかった薪ストーブですから、妥協せずに使うことにしました♪

(私がこだわらないのはお風呂、洗面、トイレです😁)


薪ストーブ土間は玄関土間と繋がっています。ドアで仕切っていますが、薪棚へアクセスしやすいようにT氏が設計してくれました。
この作り、ものすごく気に入ってます!
実際使ってみたらもしかしたら改善点が出てくるかもですが、現時点ではベストな設計だと思っています。


炉壁は、薪ストーブの後ろは廊下との仕切りの壁になっています。
ここは空気層をはさんだ二重の壁にして、炉壁と壁を一体化させようと目論んでます。
かわはらさんのブログで紹介されていた方法です♪


そしてもう1つ重要なのが「外気導入」です。
薪を燃やすということは、酸素(空気)を消費するということ。

薪ストーブが本体に空気を取り入れる時、かなりの量を吸い込みます。それが部屋の中の空気だったら、家の隙間から薪ストーブに取り入れられた分の風が入ります。当たり前ですね。
換気扇と同じ原理です。隙間がなければ家の中はかなりの負圧になることが予想できますね。

うちは関東なうえに土壁にするので、寒冷地仕様のような高気密高断熱の家になりませんが、それでも昔の家に比べたら格段に気密性は高いはずです。

ですから、外気導入(薪ストーブ本体にダクトを繋ぎ、外の空気を燃焼に使うこと)をすることにしました。これにはT氏も同意です。

ダクトの配管ルートについては、専門家と建築士の意見が分かれています。T氏案がシンプルで合理的なのでそれを希望しますが、かわはらさんと直接話し合ってもらう予定です。


で、肝心のお値段は…やはり高い!(>_<)
ストーブ本体で35万円、煙突一式7~80万円、工事費15万円程度。
100万は余裕で越えます(キャー😆)

もっと安い部材にすることもできますが、それじゃあワクワクしないんです。

いいものを長く快適に使っていい気分になりたいんです!

(お金持ちでもないのに昔からこんな感じで、我ながら自分に呆れる(--;) 折りたたみ自転車とか登山グッズも無駄にいいやつ買ってた…)

そんなわけで、この家ができたら冬は薪ストーブのまわりにみんな集まって過ごすことでしょう(*´∀`*)

にゃんたちと暖かいストーブの前で団らんすることを夢想している日々です。