女ひとり、土壁の家を建てる

40代会社員が土地を買って、分離発注で木と土の家を建てる記録

完全オフグリッド計画1

自給自足を目指している私ですが、計画では、食の次はエネルギーを対象としていました。

せっかく家を新築するのだから、いろいろやりたい。
まず導入を決めたのは薪ストーブでした。

薪も自給したいけれど、さすがにこれは無理なため、原木か玉切りを購入します。
本当は山1つほしいけれど☆


ガスもかまどにしちゃえば?という声もありましたが、それは難しい。みんな夢を見すぎです。私はグータラなのに。
最近、キャンプにはまったので、時々は焚き火台とバーナーを使うとかしたりすると思います。冬は薪ストーブ料理かな。

ちなみに、都市ガスが通っていない地域なのでプロパンガスになります。
さらに、太陽熱温水器も導入し、なるべくガスを使わない生活を目指します。


水も井戸だし、下水も整備されていないので浄化槽設置しなきゃです。
自給自足ではありませんが、少なくともグリッドからは独立できていますね。
(初期費用高いけど(T_T)


さて、人間が暮らすにあたって必要なもので一番大事なエネルギーは、電気 ですね。

さすがに自家発電設備は取り付けられません。
電気を作るってコストもかかるしロスも多い。

こればっかりは難しいので、電力会社から普通に電気を引こうと思っていました。
2ヶ月前までは。


うちは旗竿地なので、道路から電気を引っ張って、途中に支柱を立てて家まで引き込まないといけません。
かなりの距離があります。電線があの通路を通って家まで延びるのを想像したら、げんなりしてしまいました。

カッコ悪くない?というか見苦しい。いや、醜い。
これは地中化できないかしら、と調べたら、ちょっと割高になるけれど、できるらしい。

どうせ排水管も埋めるし問題なさそう。


それから懸念だったのが、スマートメーター
あんな電波発するものを家に設置したくない。。。

電波が嫌と言うより、プライバシーの問題でしょうか。

とにかく一番嫌なのは、電力の詳細をデータで飛ばすってところですね。電力会社のコストを考えたら合理的ですけど。
少なくともデータを飛ばす前に、何らかの承認アクションを利用者側に課すことをしてほしいと思います。

とりあえずアナログメーターにしてもらおうと思っていましたが、今は新しく設置する時は問答無用でスマートメーターなんですね。
既存のアナログをスマートに交換するのを拒否できることもあるみたいですが、新築は選択の余地なしです。


そうなのかー。
どうしようかな。

なんかもう、電力会社の電気引きたくないな。


どうすれば電気を自給できるかな。

自家発電設備なんて、やるとなればガソリン発電機、風力、水力、地熱などを利用するしかありません。
どこの発電所だよ!?って感じですね。


ガソリン発電機は騒音がひどいのとそもそも常時運転するものではないですよね。
風力は。。。どこに風車設置するの?そもそも夏にそんな風吹く地域じゃない。
水力は。。。どこにそんな水の流れがあるの?井戸水汲んで水車まわすってか?
地熱。。。ここは温泉地ではありません
バイオマス発電。。。個人でやるものではないですね


ここにきて、これまで全く見向きもしなかった、太陽光発電を検討することにしました。

私は、太陽光発電にいい印象を持っていませんでした。どちらかというと、反対派でした。
理由は、太陽光パネルを製造するときに、結局二酸化炭素を大量消費することと、使用後の廃棄問題、それにメガソーラーの自然破壊があったからです。
今でも、山間部に建設されている一部のメガソーラーは本当にやめてほしいと思っています。

それでも、少し調べるとパネルのリサイクル技術が開発され続けており、現状のリユース・リサイクル率は95%以上と言われているそうです。

ただし、内部のセルに含まれる鉛や銀などの金属の回収は難しいようで、有害物質が流出する恐れがあることもわかっています。

パネルの寿命は20~30年ですので、これから寿命を迎えるパネルさんたちがたくさん出てきます。
そのピークが2040年頃だそうです。

その前までに、さらに技術を発展させて環境を汚染しないリサイクル方法や廃棄制度が確立されていてほしいと願います。

greenz.jp


ameblo.jp


完璧なものではないものの、太陽光発電を導入してみよう。
完全オフグリッドで。

果たしてそれが可能か、検討してみることにしました。

(2へ続く)


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農薬散布からの逃避

私は趣味で無農薬無肥料の米作りをしています。

安全で美味しいお米ができますが、収量は少なめだし、とんでもない労力がかかります。

営利でやっている農家は同じようにやると、超高価格で売らないと利益は出ません。


そもそも米は儲からない品目。

よほど大規模かブランド化しないと食べていけません。

私は道楽でやっているからいいけれど(一生懸命必死でやってるけどね)、生活がかかっている農家に有機や無農薬でやってほしいとは言えません。
農薬使えなかったら誰も作物を売らなくなってしまうでしょう。


稲の大敵はイモチ病やウンカ、カメムシなどの病虫害。
広がると大変なことになるので、地域一斉に農薬を散布します。ラジコンヘリで。

病害虫防除に関しては農業委員会が決めていると思われ、各自治体ごとに日程が決められ実施されます。

自治体ごとに要項が異なっていて、何も申し出がなければ全ての水田に散布するところ、散布するのかしないのかを届け出ないといけないところ、申し込みしたところだけを散布するなど、まちまちです。

一番最悪なのは問答無用で撒かれてしまうこと。農薬いらないのに勝手に撒くってどういうこと!?


私のところは、基本全面散布で事前に不要箇所を申し出る方式です。
撒かない田んぼには白旗を立てて、ヘリが誤って進入しないようにします。
これは全国どこでも一緒ではないかな?
よく見る光景だと思います。

こんな感じ(googleさんの画像の検索結果です)


うちはもちろん、毎年白旗を立てていますよ。


農薬散布のときは、外出しない、洗濯物を外に出さない、田んぼのまわりで犬の散歩をさせない等、注意喚起があります。

常識なのかもしれませんが、私は田んぼがない地域で育ったため、田んぼを始めるまでこの事を全く知りませんでした。


農家さんはこれ以外にも除草剤や肥料などを個人で撒きます。
だから、私たちのような無農薬/自然農などのグループは、農薬を使う農家の下の段で栽培はしません。

薬たっぷりの水が流れてきますから。

※農家の方を責めているわけではありません。


除草剤ねえ…。化学肥料はまだいい。虫の防除の薬も、いやだけど致し方ない。でも、除草剤だけはやっぱりいやです。

撒いたら植物が茶色くなって全滅していくあの光景は見苦しいです。


除草剤はいわば、枯葉剤の孫みたいなものですよ。

ベトナム戦争で使われたあの枯葉剤

あれを製造していたメーカー(モ◯サント)が枯葉剤を改良して作ったのが、有名すぎるあのラウンドアップです。

グリホサートという主成分に発ガン性があるというやつです。
研究機関によって健康に影響がある/ないの見解はまちまちですが、こうなると何を信じるのか?という世界になってきます。


モ◯サントは大豆、トウモロコシ、小麦など、ラウンドアップに対応して枯れないように遺伝子組換えをした種を作り、それ以外の作物を枯らすようにしているんです。
種も薬も売ってぼろもうけです。


さて、これの意味がわかるでしょうか?

遺伝子組換え作物自体の安全性が問題ではないのです。

●遺伝子組み換え以外の作物が枯れてしまうこと。
 →通常の作物を作っている人に被害が出る

●枯れない作物には大量に薬剤を使っているということ。
 →有害物質をたくさん含んだ作物が市場に出回る

●農家は種を業者から買うことになり、農薬と種子を他者に依存することにつながる。
 →農家の自立ができない


農家は作業が楽になる、農薬メーカーは儲かる。
Win-Winですね♪ …?

・・・

いやいや、いちばん大事な消費者が抜けていませんか?
三方よしでないといけませんよ!


水稲ではラウンドアップは使われませんが、様々な種類の除草剤がどんどん開発されて販売されています。

そして、ラウンドアップに耐性がある様々な雑草が出てきているのも問題です。
抗生物質と耐性菌のような関係です。


いたちごっこが続いている今日も、ジャブジャブに薬に浸かった農作物が全国で販売されています。



しかし、まさか個人が除草剤を使う時代が来るとは思っていませんでした…。


  庭に雑草がはびこって大変!
  あら、ホームセンターに除草剤が売ってるわ。
  これ、便利ね♪ あら、こんなに効くのね!
  きれいなお庭でうちの子を遊ばせられるわ♥
  ポチも大喜び(*^-^*)
  みんなで芝生に寝っころがろー☆


もうホラーですね。
でも、こういう話、実際にあるみたいですよ。

ちなみに、グリホサート系除草剤の販売や使用を禁止しようとしている国が増えています。


news.yahoo.co.jp


nofoodnolife.com



自分が強い思いを抱いていると、どうしても主張したくなってしまい、こんな記事を書いてしまいました。

でも、真面目にお子さんのいる方はよく考えてみてくださいね。

最終的には何を信じるか、ですけども。



先日、田んぼに行こうとしたらその日が農薬散布の日だったので、日程を変更しました。

今はラジコンヘリじゃなくて区画を完全に記憶して動作するドローンがあるみたいですよ。
それ、採用しませんか、農業委員会さん!


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基本設計の打ち合わせ

はい、まだこの段階ですが、おおよそ出来上がったというので、T氏と打ち合わせをしてきました。


もう4ヶ月以上打ち合わせているのでそれほど変更はないかと思いきや、認識のずれや予算の関係などで思っていたよりも変更がありました。


一番大きいのは外壁の板張りの方法を変えたこと。
横 → 縦にしました。
少しモダンにしたかったのと、予算の関係です。
ギリギリですからねーと言われました(;´∀`)

洗面所を広げたり、トイレの位置を変更したり、建具(ドア)を追加したり。
キッチンの幅を狭めたり箱形だった階段をオープンにしたり。

猫トイレ置き場に換気扇を追加したり、カーポートの配置や給湯器・プロパンガスボンベの置き場所も動きましたよ。

木製サッシもいつの間になくなっていて、余裕ができたら変更しましょう、と。(余裕ができるようにこれからがんばります😠)


これら変更事項を図面に反映してもらって基本設計がようやく出来上がります。


3Dで家を見ましたが、テンションあがりますね❗

立体で示されると希望が具体的になります。で、さらに変更が出ると^^;


T氏はこれまでになく笑顔で、ちょっと柔らかい表情でした。
ここまで進んだので余裕ができたのかな?

猫がいるから夏はエアコンつけっぱなしと伝えると、「あいつらはそんなにわがままなのかー!」だって(笑)


T氏の事務所とうちの実家は近く、私が実家に寄って帰ると言うと、なんと送ってくれることになりました。

車中ではおうちの件以外のことをいろいろと話し、ちょっと打ち解けた感じがしました😸


出来上がった図面を早く見たいですね~♪


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パステルとの出会い 2

病院から戻ってきた三毛ちゃんは、先住2ニャンとの接触を避けるため、1階の部屋にとりあえずいてもらうことになりました。

その部屋には仏壇があり、登られると困るので、人がいないときにはケージに入れておかなければいけません。

ケージがなかったので、子猫用フードと一緒に友人に買ってきてもらうことにしました。

私は三毛ニャンの御守りです。


三毛ニャン、ひとしきり眠ったあとは、部屋の中を探検しています。何にでも興味を示し、相変わらず肩の上に登ろうとします。

友人が戻ってきたのでケージを組み立てにかかります。
意外と大きくて時間がかかりました。

これにトイレと水をセットしたら、安心だね♪

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完成図(猫入り)


ここでキャリーバッグや ケージなど猫用品一式で3万円を徴収されました😓
病院代は2万円ほど。検査と薬たくさんだったもんね🐱

この日合わせて、7諭吉さんが羽をつけて財布から飛び立ちました(ToT)


友人がぽつりと「名前は◯◯だよね」と言いました。
◯◯とは、私たちが訪れた場所です。

完璧すぎて涙が出ました。
バタバタしすぎて名前のことは考えていなかったのですが、これ以外ないです。

例えばですが、群馬県みどり市だから「みどり」ちゃん、のような。

友人が◯◯だよねと言ったとき、私はちょっと泣きそうになりながら一言も発せずに苦笑していたので、自動的にその名前に決まりました。


友人は、私が子猫を見つけた瞬間に心の中で諦めていたそうです。
連れて帰ることになるな、と。

よくわかってるじゃん!(笑)
無駄な抵抗しやがって…。



パステルの検査結果は、一週間後に出ました。

「猫後天性免疫不全症候群」、いわゆる猫エイズのキャリアでした。

そうか。。。それならなおさら大事にしないとな。

体温がいつも高くて、涙が出ているのは、免疫関係が弱いからだと言われました。


パステルちゃん、猫エイズでも長生きする猫はたくさんいるんだって。
発症しなければ普通の猫と変わらない生活を送れるって。

先住2匹に移らないように気をつけないとね。

だから、最初はパステルがいる部屋にも入れず、ドアの隙間から眺めるだけに留めました。

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なんか小さい生き物がいるぞ

次はケージ越し

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興味津々


その後、慣れてきた頃にケージから出してご対面となりました。
パステルは兄ちゃんズにじゃれて遊ぼうとしますが、兄ちゃんたちはちょっとびびってます。

喧嘩することもなく、少しずつ距離を縮めていくことができました。

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見守る


運命的な出会いにより家族となったパステルちゃんは、今では我が家に君臨する女王様となっております😆

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女王様と下僕(人間含む)


ケージも取り払い、1ヶ月後には3匹一緒に過ごせるようになりました。

おとなしかった兄猫2匹は、妹ができて活発になり、家族が増えてよかったなぁと思っています。

(おしまい)


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パステルとの出会い 1

2匹のかわいい猫と暮らし始めて1年経ったころ、私の田舎移住計画を進めるため、候補地を見に行くことにしました。


物件をすぐ購入するつもりはなかったのですが、千葉県のとある地域が私の希望だったので、まずはネットでみたよさげな物件の環境をリサーチして今後の参考にすることにしました。

ライトな自転車乗りだったこともあり、現地までは折り畳み自転車で輪行することにしました。

輪行とは、自転車を公共交通機関で運ぶことです。輪行といったらほとんど電車ですけどね。
昔はクロスバイクでよく輪行していました。

同じく自転車乗りだった同居している友人は、プチ旅行気分でお供してくれることになりました。


ピックアップした物件を1件ずつまわって自然環境や周囲の雰囲気等を見ていったのですが、それぞれの物件の距離が遠く、アップダウンもあり、かなりの消耗度でした。
しかも7月の終わり、夏です。今年とは違って暑い日が続いていました。


一泊した次の日、その日二件目の物件を見に行こうと、とある大きな施設の駐車場を通り抜けようとした時です。

私は駐車場につながる道路の左端をゆっくり走っていました。右側には緑地帯があり、駐車場と外側の仕切りになっています。
その緑地帯の中から小さい生き物がチョロっと出てきてウロウロしているではありませんか!


すぐにそれが子猫だとわかりました。

友人に「あれ猫だよね?小さいね!?」と声をかけますが、「そうだね、でもここで止まっちゃ駄目だよ」と進むように促されました。

目の中がハートマークでいっぱいだった私は友人の言うことには耳を傾けず、近づこうと自転車を降りました。
姿をはっきり捉えたら三毛の子猫だとわかりました。すごく小さいけれどミャーミャー鳴いています。

子猫ちゃんは私たちが道路の反対側にいるのを見て、明らかにこちらに渡ろうとしていました。
が、車が何台か続いて通ろうとしています。

ああ~!轢かれちゃう😭と肝を冷やしましたが、車の方々は気づいて避けて通ってくれました。

これは危ないと私たちが道路の向こう側に渡り、とりあえず危険から守ることにしました。

子猫ちゃんのそばにいくと、ガリガリで汚れています。目やにもたくさんです。これはかわいそうだ…

しかしそんな人間の憐れみなどお構い無しに、子猫ちゃんはものすごい勢いで甘えてきます。

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鳴きまくり

ニャーニャー鳴いて体スリスリしてゴロゴロ喉鳴らして、膝の上に乗ってきました。
膝の上どころか背中を伝って肩や頭の上にも登ってきます。
なんなんだこの猫は…😲 なぜこんなに人懐っこいのだ…?

知らない人にこんなに懐く猫がいるとは驚きました。
今考えるとお腹がすいて必死だったんだとわかりますが、その時は結構衝撃でした。

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ドヤ顔で膝の上に座る

三毛猫さんの外見は汚れていましたが、お顔がまた素敵で、きれいになったら美猫になるだろうなぁと思いました。

これだけガリガリだからさすがに親猫はいないよね、と思ったけれど、一応出てくるのを待ちました。


友人は、うちはもう2匹いるからだめだよ、と釘を刺してきます。

その間にも駐車場に出入りする人々が通るたびに、三毛猫ちゃんはついていって甘えようとします。

大体の人はあらかわいい~♪と足を止めますが、すぐに去っていきました。

時間がたつにつれ、この子をどうしようか、という微妙な空気が私たちの間に流れ始めました。

でも、放ってはおけない…。



「うちに連れて帰りたい」

友人が少し苛立ち始めた頃、私は彼女にそう告げました。

物件はもういいから、帰ろう。この子の面倒をうちでみる。


でも、どうすんの?自転車に加えて猫も電車に乗せるのは無理だよ?


うーん、困った。
でも、もう連れて帰ると決めたので、どうしたらいいか考えました。

そんなに悩まないで出た結論は、『タクシーで帰る』でした。

輪行自体が大変なのに、さらに動物を電車に乗せるのは不可能です。
タクシーしか選択肢はありませんでした。


お金は私が出すから。キリッ😼✨(痛いけど!!!)

あとは、キャリーバッグを購入して、タクシーを呼ぶ…。

スマホで近くのショッピングモールを探し、友人にキャリーバッグを購入してもらいに行きました。

その間、私は猫ちゃんが車の前に飛び出さないように見守ります。
通りすぎる人の中には猫好きさんもいて、どうするの?と聞かれたりもしました。
自分が保護するつもりだと言うと、それはよかったと安心して去っていかれました。


長く感じられた30分の後、友人が戻ってきました。
今度は交代で私が施設のタクシー乗り場に行き、タクシーを呼びました。
自転車を畳み、トランクに積みこみます。

もう1台自転車と、猫のキャリーバッグもあること、さらに一番重要な行き先を伝え、OKをもらって友人とニャンコが待っている場所へタクシーを走らせました。

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しっぽピーン!右下に見えるのが買ったキャリーバッグ

友人が自転車を収納している間に子猫をバッグに入れ、一緒にタクシーに乗り込んで準備完了!


汗まみれの二人と汚れた一匹を乗せたタクシーが走り出したとき、ニャンコを病院に連れていかないといけないことに気づきました。

タクシーの中からうちの2ニャンのかかりつけの動物病院に電話して、今日はいつまでやっているか聞くと、14時までとのこと。
ひえー、間に合うかな。次の日は休みだから今日行きたいとこだ。

運転手さんにちょっと急いでもらうように頼みました。


さらに車内はエアコンが効きすぎていて一瞬のうちに極寒の地に早変わりし😱、 これじゃ人も猫も凍え死ぬということで温度を上げてもらい、キャリーバッグをタオルで包んでニャンコが少しでも安心してもらえるようにしました。

疲れていたんでしょうね。
ニャンコは眠り始めました。

うん、ゆっくり休みたまえ。


高速を飛ばして1時間半、おうちに着きました~!!

かかったタクシー代、2万円なり!😆

運転手さん、いろいろ要望を聞いてくれて、遠いところまで運んでくれてありがとう!!!


さて次は病院だ。

幸い時間に間に合い、イケメン先生はノミの薬と目薬と虫下しを処方してくれました。

体を拭いてもらって少しきれいになった三毛ちゃんは、とりあえず命の危険はないようです。

よかった。ひと安心です。

体力が回復したらお風呂に入れてくださいとのこと。


いろいろ検査もしましたよ。
病気を持っているかはどうかは結果が出るまではわからない。

だから先住2ニャンとは隔離しなければいけません。

三毛ニャンは小さいけど、3ヶ月くらいとのことでした。

(続く)


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雑木の庭を作りたい

私が購入した土地は160坪あります。

元々は何にもなかったところです。
木が生えていただけでした。

開発業者(=不動産屋)が宅地用に造成したのです。
造成といっても区画は両手におさまるほどの数。
市街化調整区域でまわりも開発されず、ここだけぽつんと土地を売っているような状況でした。

開発業者と売主が一緒というのは大きなポイントでしたね。
土地の歴史や状態、メリットデメリット全部知ってて質問しなくても教えてくれる。

値引き交渉もできた😁


そんなわけで比較的お手頃な価格で手に入れた土地は、自然環境的にはとてもよいと思います👍

分譲された土地はどの区画も広かったのですが、本当は200坪以上ほしかった…

いくらお安いといっても山奥でないから坪1万円とかではないし、2区画は無理です。
でも実際に現地を見たら、思ったよりも広く感じ、逆に管理のことも考えたら、この広さで十分だと思ったのでした。

駅から超遠くてもいいから広い土地が欲しかった理由は、家のまわりを緑でいっぱいにしたかったからです。

本当は森の中に住みたかったんだけれど、そういうところは遠すぎて通勤不可になってしまうのです。


160坪のうち、通路が30坪(うちは旗竿地です)。
建物1階が18坪、境界のスペース等30坪を除くと、残りの約82坪を純粋に庭に使えます。

この広さですが、雑木の庭を作ります。
森の中に住みたいけど、無理なら庭を少しでも森に近づけたいという発想です。

私の中で、自然素材の家を建てることと薪ストーブと雑木の庭は、セットで実現させたいこととして常に頭にありました。
庭の作り方は、造園業の方のHPを見たり、本や雑誌を買ってちょこちょこ研究しました。そうやって研究していたのは4~5年前くらいからでしょうか。

私が特に影響を受けたのは、高田造園さんです。
自然に関する考え方が素晴らしく、木や水も含めて、森のすべては循環しているんだと学びました。

www.takadazouen.com


高田造園さんは地元だし、本当は庭作りを依頼したかったけれど、仮にも自給自足を目指していて、実際土に親しんでいる身としては、まずは自分でやれと思いまして、高木や技術が相当必要なもの以外はとりあえず、自分でやるつもりです。今のところ。


どんな種類の木が必要なのかはリストアップしてあります。
高木、中木、低木、下草… いろいろありすぎて困る!

生垣も作ります。

そしてニャンコのために鳥が来る庭にします。
だから、小さいビオトープも作りたい。


でも、唯一よくわからないのがお花。
きれいなお花はいっぱいあって、何をどこにどう植えていけばいいのかわからない。

いいなあと思うものはたくさんあるんですよ!
でもセンスに自信がない(T_T)


そこで毎度の人頼み(笑)!!

ガーデニングが趣味の友人がいまして、私が雑木の庭を作るという話をしたら勝手にプランを立てようとした、前のめりな人です。

ガーデニングが昔は園芸としか呼ばれなかった時代からのキャリアの持ち主で、そんな人が一緒に考えてくれることになりました。

私が今バタバタしているので、落ち着いたら都内の庭園や公園に行ってレクチャーしてくれるって。*^^*


彼女も楽しみにしてるんだろうけど、ありがたいですね~♪
ほんといろんな人に助けられてばかりです。


このブログのタイトル、変えたほうがいいと思います。
女ひとりで、というのは間違いで、実際は「仲間たちと一緒に」が正しいですね…^^;


外構は後回しになりがちなので、早めにプランを立てたいところです。

外構といえば、30坪もある通路の活用法も考えているので、そちらもじきにお伝えできたらと思います。


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クロと不思議ちゃん

3年前の猫の譲渡会でのこと。

日本橋のビルで開催された譲渡会は、時間前に行ったのにすでに満員状態でした😲
人も猫ちゃんも大量です!

飼うのは2匹、できればきょうだい子猫でと考えていましたが、いいなと思った子たちはすでに予約済み。
友人と会場をぐるぐるまわりながら、たくさんのかわいい猫ちゃんたちを見て悩みました。


その中で私は、1匹の茶白の子猫が気になりました。
怯えてケージの一番奥にうずくまったままなのです。
係の方は、この様子だとケージから出すのは無理ですねーとのこと。
他の子達はケージから出して抱っこできるのがほとんど。だいたいは1つのケージにきょうだいか複数の猫ちゃんで入っています。

でも、茶白の子は1匹で、あまりにも怯えていて手を出せないと思われたのか、譲渡希望も入ってなかったし、ケージの前には誰もいませんでした。
しかしこのビビり猫、顔見たらものすごいかわいいじゃないですか!私好みのきれいなお顔をしております。
うへえー、かわいい。と心の中で呟きました。

そして、怯えた目が私の心を揺さぶるというか、同情心を誘ったわけではないけれど、この子の「恐怖から逃れたい」という表情にやられてしまったんです。


茶白の子が圧倒的に気になりながらも、とりあえず会場をまわります。
人気のある子はもう人だかりで見るのも順番待ちです。

ある兄弟子猫の順番待ちをして、やっとまわってきたと思ったら、片割れの茶トラの予約が入ってしまいました…。
トライアルの予約は基本的に先着順でした。(この当時はです。今はわかりません)

この茶トラかわいいもんな…惜しかったな…
と去ろうとすると、一緒に来ていた友人(うちの大家さんでもあり、共同の飼い主にもなる)が、残された兄弟の黒猫が気になると言います。

ほう、ではどんな子か見てみましょうか(*´∀`*)
係りの方に、この小さい黒い塊ちゃん(とは言ってない)を抱っこしてみたい!と声をかけます。

黒い子猫は、手足バタバタさせながらも、友人にも私にも問題なく抱っこさせてくれました。穏やかで素直ないい子ですよと聞き、お、いいね♪となりました。

友人はこの時点でこの子にすると決めていたようです。


結局、きょうだいで引き取れる子猫ちゃんがいなくなってしまい、どうしようかとなった時点でもう決まりのようなものでした。

私は「あの茶白の子が気になる。ていうかあの子がいい…」と口走っていました。
言葉に出して自分の気持ちがはっきりと判明したら、すぐ申し込まなきゃ!となんだか少女の恋愛のように焦って行動していました。

ケージの外からぶるぶると震える姿を見ただけですが、私は「この子を絶対に幸せにする」と心の中で誓いました。


友人が決めていたという黒猫も予約し、手続きを済ませ、7月の終わりにトライアルを開始することになったのでした。

会場には多くの猫ちゃんがいて、そのうちの2匹しか引き取れないことに申し訳ない気持ちもあったけれど、この2匹に決めたからには責任をもって飼うのだと自分を納得させたのでした。


そして、7月末、おうちに2匹の子猫を預りボランティアさんが連れてきました。なんとキャリーバッグの中に2匹一緒に入っています😲
譲渡会の次の日から二人を一緒にしていたそうですが、問題ないとのこと。

相性が心配でしたが、ひと安心です。

それからトライアルも無事終了し、大きなケガや病気もなく我が家の家族になりました。


クロは賢くおっとり甘えん坊、茶白の不思議ちゃんは行動が面白いツンデレくんになりました。私には乙女のように甘えるようになり、ラブラブの時間を過ごしています♥️

猫グッズも順調に増え、家計を圧迫していますが😿、これは必要経費ですね。

私の無駄にいいもの(ねこに関しては無駄ではない)を欲しがる癖はここでも発揮され、フードは安全で栄養のあるものにしています。

ちなみに、ねこ関係でかかる費用は、保険以外は私が出しています。
おもちゃやえさ代、病院代、トイレの砂などもろもろ。3匹いるといいお値段ですわよ😆

譲渡会には私から行こうと言い出したことだから。保護団体を調べて行く日を決めたのも私。


こうして猫の保護団体から譲渡会を通じ、2匹を引き取ったわけですが、もちろん無料ではありません。
ワクチンや餌代など、保護してから数ヶ月分の経費として費用を支払っています。譲渡時、一匹につき約2万円ほどとなりました。

それから、きちんと飼育しているかどうかの確認として、ニャンずの写真を1ヶ月後、3ヶ月後、半年後にボランティアさんにメールで送ります。

譲渡に条件を設けられたり、報告が必要なことを嫌がる人もいますが、ボランティアさんが猫ちゃんの幸せのためにやっていることです。
逆に、ここまでしてくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいですよ。

私は東京で活動されている「ゆめネコ譲渡会」という保護団体さんにお世話になりました。


譲渡会で撮った写真はこれ。

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虚空を見つめるビビリ猫


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後ろの茶トラは決まってしまいました


世の中にこんなかわいい生き物が存在するなんて素晴らしいですね!
この子たちの存在が私の日々の活力となっています♪